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世界一に輝いた蔵の定番酒が、和歌山の純米酒の頂点に──紀土 純米、IWC 2026「和歌山・純米トロフィー」受賞


世界一に輝いた蔵の定番酒が、和歌山の純米酒の頂点に──紀土 純米、IWC 2026「和歌山・純米トロフィー」受賞
2026年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)。世界最大級のこの品評会の日本酒部門には1,738点が出品され、トロフィーに選ばれたのは59点だった。そのうちのひとつである「和歌山・純米トロフィー」を受賞したのが「紀土(きっど) 純米酒」である。和歌山県の純米酒を代表する一本として、世界の舞台で評価された。
特筆すべきは、この酒が特別な限定品ではないことだ。和歌山県海南市の平和酒造がつくる、定番の純米酒。いわば「普段の一本」が、和歌山の純米酒の頂点に立った。
「世界一」と呼ばれた蔵
IWCの日本酒部門には、全国を対象としたトロフィーに加えて、都道府県ごとのトロフィーもある。紀土 純米は、和歌山県の純米酒の頂点に選ばれた。
この賞を受けた平和酒造は、ただの蔵ではない。IWCで、2019年と2020年に、酒蔵に贈られる最高賞「Sake Brewer of the Year」を2年連続で受賞した、業界史上初の蔵である。今回はあわせて、「紀土 純米大吟醸 精米歩合40」も「和歌山・純米大吟醸酒トロフィー」を受賞した。
「純米酒」なのに、大吟醸の磨き
なぜ、定番の純米酒がここまで評価されるのか。理由のひとつは、米の磨きにある。
紀土 純米は「純米酒」でありながら、麹米を50%まで磨き上げる。これは本来、大吟醸に使われるほどの磨き具合だ。米の表面を大きく削ることで、雑味のもとを抑え、澄んだ味わいに仕上げる。仕込み水は、世界遺産・高野山の伏流水。ミネラルの少ない極軟水で、口当たりはやわらかい。
華やかに香りを立てる酵母ではなく、穏やかな協会7号系の酵母を選ぶ。その設計には、派手な香りよりも、やわらかな口当たりと幅のある味わいを大切にする姿勢が表れている。
「紀土」という名前
ブランド名の「紀土(KID)」には、二つの意味が重ねられている。一つは「紀州の風土(Kishu Fudo)」。もう一つは、英語の「kid(子ども)」。土地への誇りと、肩の力を抜いた親しみやすさが、同居している。
この酒をつくるのは、平均年齢31歳とも紹介される若いチームだ。1928年創業という歴史を背負いながら、若い感性で挑み続ける。その姿勢が、世界の評価を支えている。
バンコクから見る、平和酒造の仕事
注目したいのは、世界の評価が「特別な一本」だけでなく、定番の純米酒にまで及んでいることだ。最上級の限定品ではなく、日々を支える定番の酒が評価されている。そこに、平和酒造のものづくりの一貫性が表れている。
日本酒への世界的な評価が高まるいま、こうした受賞の積み重ねは、ここバンコクでも、日本酒という文化への理解を深める手がかりになる。世界の評価を受けた、和歌山の一本にまつわる物語は、これから語られていくはずだ。
This article is intended solely to explore the brewing philosophy and cultural heritage of Heiwa Shuzo and its sake “KID Junmai”, and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol. / บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับปรัชญาการผลิตและมรดกทางวัฒนธรรมของ Heiwa Shuzo และสาเก “KID Junmai” เท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ
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