
The SG Shochu MUGI
常圧と減圧、三つの貯蔵容器、五種の麦焼酎原酒。それぞれを重ねて40度にまとめ、麦、圧力、器の組み合わせを香味の個性へと結びます。
タイでの商品情報
タイ・バンコクを拠点とするBacchus Global Co., Ltd.が商品情報をご案内しています。 Bacchus Globalについて
バーから逆算するブレンド
MUGIは、五種の麦焼酎原酒を重ねます。重みを担う常圧蒸留、軽やかさを担う減圧蒸留。アメリカンホワイトオーク、シェリーバット、ステンレスタンクという三つの器で休ませてから、ひとつにまとめます。
二つの蒸留、三つの器、五つの原酒
各原酒の熟成年数は非公開です。MUGIは、二つの蒸留、三つの貯蔵容器、五つの麦焼酎原酒を組み合わせ、年数表示ではなくブレンドの構造そのものを個性としています。
受賞歴
受賞歴は各大会の公式結果に基づき、当該商品に該当するものを掲載しています。
後閑信吾 × 三和酒類
SG Group創設者で、2012年Bacardi Legacy Global Cocktail Competition優勝者の後閑信吾と、「いいちこ」を生んだ大分県宇佐市の三和酒類による共同開発です。後閑が提示したのは、40度で輪郭を保ち、混ぜた後にも香味の構造が読める日本のスピリッツという、バーの現場からの課題でした。三和酒類は、その要求を発酵・蒸留・貯蔵・ブレンドの技術で本格麦焼酎へ翻訳しました。
MUGIは、この協業を最も構造的に表した一本です。麹歩合、常圧/減圧蒸留、貯蔵容器の異なる五種の麦焼酎原酒を用い、アメリカンホワイトオーク、シェリーバット、ステンレスタンクがそれぞれ異なる層をつくります。最終ブレンドは、カカオ、バニラ、オークを、麦と麹を備えた本格焼酎の輪郭へ結びます。各原酒の熟成年数と配合比率は非公開です。
この一本の物語
ラベルの生まれた場所、中身が生まれた場所、そして今いる場所——三つの場所を辿る対談。約6分。
カカオ、バニラ、穀物、旨味
香りにはカカオ、バニラ、オークが重なり、余韻にはトーストした穀物、白い花、マッシュルームを思わせる旨味が続きます。口当たりはミディアムボディで、余韻は長く繊細です。
カカオとオーク、トーストした穀物の旨み
蔵元が公式に示した組み合わせではなく、記録された香味の特徴から読み取れる方向性です。カカオ・バニラ・オークの香りとミディアムボディ、トーストした穀物やマッシュルームを思わせる旨みの余韻を起点に、4つの方向を整理しました。
以下の書籍を参考に、ペアリングの考え方を整理しました。旨み由来の香りが重なると飽きを感じにくくなるという指摘は、『フードペアリングの科学』の発酵・菌類の項に通じます。オークと穀物の香ばしさを重ねる読み方は、同書が挙げる「調味料・酒類・炭水化物」の構造的な重なりの考え方に近く、骨格と余韻の繊細さを揃える発想は『ロジカルペアリング』のテクスチャー論とも一致します。
三つの蔵、三つの原料、バーからの一つの問い
The SG Shochuは2020年2月14日、MUGI=大分・三和酒類、KOME=熊本・高橋酒造、IMO=鹿児島・薩摩酒造という三つの協業として発売されました。後閑が各蔵に共有した問いは、本格焼酎の原料と麹の個性を残しながら、国際的なバーが求める度数と精度にどう応えるか。各蔵が地域の原料と固有技術で答えたため、仕様と受賞記録は商品ごとに異なります。