
ARAMASA HINOTORI
果実の濃い甘みを、新政らしい酸がまっすぐ切る。

927年に記録が残る、酒で酒を仕込む方法
陽乃鳥は、仕込み水の一部を熟成した酒に置き換える貴醸酒です。その酒はミズナラ樽で1年休ませてから使います。この方法は、927年の古文書にも記録が残ります。酒を加えてもう一度発酵させることで、豊かな甘みと重なりのある奥行きが生まれます。
原料米は改良信交、精米歩合60%、アルコール分12%の原酒です。生酛、協会6号酵母、木桶仕込みという新政の基本を守りながら、乳酸を思わせる明るい酸で甘みを支えます。
香りと味のプロファイル

マンゴー、パイナップル、ライチ。甘みの中に、バニラと蜂蜜を思わせる香りが通り、柑橘を思わせる酸が中心をまっすぐ抜けて、余韻を持ち上げます。
甘みと酸は最初から最後まで拮抗し、どちらかが突出することはありません。
6号酵母、秋田の米、50本の木桶
新政酒造は1852年、秋田市で創業しました。1930年には、この蔵のもろみから協会6号酵母が分離されます。現在も醸造に使う酵母を協会6号に限り、秋田県産米と生酛で酒を造っています。
2013年に木桶仕込みへ戻り、2016年から製桶技術の継承に着手。2024年には自社の桶工房を設け、仕込み容器50本すべてを秋田杉の木桶にしました。古い道具を飾るのではなく、これからも造り続けるための選択です。
Colorsは米品種の違いを映す火入れのコアライン。PRIVATE LABは、貴醸酒や鮮やかな酸の表現を通じて、日本酒の新たな可能性を探究するコレクションです。ASTRAL PLATEAUは、ColorsとPRIVATE LABで磨かれた哲学を受け継ぎ、単一品種の米、新しい木桶、酵母を加えない発酵から生まれる、限られた特別なラインです。
食との向き合い方
新政酒造は、蔵から特定の料理を指定しない考えを示しています。以下は蔵元推奨ではなく、Bacchus Globalが酒の酸、甘み、旨味、余韻から組み立てた参考例です。
- 鰻の蒲焼
- フォアグラ
- 熟成チーズ
- 果実の酸を生かしたデザート
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「近い味」「異なる個性」「ブランドの基準点」の三つの役割から選んでいます。
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