
薩州 赤兎馬
黄金千貫、白麹、常圧蒸留が生む芯のある旨味を、独自の特殊濾過と冠岳の伏流水で端正に整える。黒ラベルの赤兎馬が掲げる「淡麗にして重厚」を、造りと余韻から伝える一本です。
伝説の名馬を、現代の一本へ
2001年に誕生した「赤兎馬」は、中国古典『三国志演義』に登場する名馬の名を受け継ぎます。速さと力強さを備えた存在を、研ぎ澄まされた入口と揺るがない酒質の比喩として銘柄に重ねています。
入口は端正に、芯は厚く
鹿児島県産の黄金千貫を白麹で仕込み、常圧蒸留。そこへ独自の特殊濾過を重ね、黒ラベルが持つ厚みを削り落とすことなく、輪郭を整えます。蔵が掲げる「淡麗にして重厚」は、この相反する二面性を示す言葉です。
冠岳の伏流水が、質感を結ぶ
仕上げには霊峰・冠岳の伏流水を用います。記録された香味は、白い花や穏やかな果実から、やわらかなバニラ、芋の深み、すっきりした余韻へ。水は産地名の飾りではなく、口当たりを整える造りの一部です。
軽やかな入口と、重厚な余韻に
上に記録されているのは、白い花や穏やかな果実の香りから、やわらかなバニラ、芋の深みへと移り、すっきりした余韻に落ち着く味わいです。この酒は口に含んだ瞬間は軽やかで、後半になるほど重みが立ち上がる、二段階の質感を持ちます。ここでは、その二段階に沿う方向を四つ挙げます。蔵元が公式に示した組み合わせではなく、記録された特徴からの読み取りです。
参考資料『ロジカルペアリング』の理論では、甘みが辛味の刺激を和らげる働きが整理されています。焼酎は五味の要素が少なく、香辛料の強い料理と正面からぶつかりにくいことも、この方向を支えます。
受賞歴
受賞歴は各大会の公式結果に基づき、当該商品に該当するものを掲載しています。
伝統・革新・継承を担う三つの蔵
濵田酒造は1868年、鹿児島県いちき串木野市に創業しました。伝兵衛蔵、傳藏院蔵、金山蔵がそれぞれ「伝統」「革新」「継承」を担い、歴史的な造りと現代の研究開発を一つの蔵元の中でつないでいます。
