
ARAMASA ASH
亀の尾を細い線で描き、苦味でかたちを保つ。

亀の尾が映す、造り手の姿
明治期に山形で選抜された亀の尾は、現代の多くの米の系譜につながる品種です。新政は、この米が造り手の考え方や意図を鏡のように映すと捉えています。
Ashは精米歩合40%、12%の原酒。Colorsの中で最も深く磨きながら、透明感の中に残る亀の尾特有の「亀味」を消さないことが主題です。若い段階で結論を急がず、冷蔵熟成とグラスの中の時間を含めて味わいます。
香りと味のプロファイル

透明感のある控えめな果実香と、穀物の細部を、細い苦味が支えます。横に広がるより直線的で、空気と時間によって余韻がゆっくり開きます。
開いたあとは、苦味と穀物の香りがより長く穏やかな余韻へと落ち着きます。
6号酵母、秋田の米、50本の木桶
新政酒造は1852年、秋田市で創業しました。1930年には、この蔵のもろみから協会6号酵母が分離されます。現在も醸造に使う酵母を協会6号に限り、秋田県産米と生酛で酒を造っています。
2013年に木桶仕込みへ戻り、2016年から製桶技術の継承に着手。2024年には自社の桶工房を設け、仕込み容器50本すべてを秋田杉の木桶にしました。古い道具を飾るのではなく、これからも造り続けるための選択です。
Colorsは米品種の違いを映す火入れのコアライン。PRIVATE LABは、貴醸酒や鮮やかな酸の表現を通じて、日本酒の新たな可能性を探究するコレクションです。ASTRAL PLATEAUは、ColorsとPRIVATE LABで磨かれた哲学を受け継ぎ、単一品種の米、新しい木桶、酵母を加えない発酵から生まれる、限られた特別なラインです。
食との向き合い方
新政酒造は、蔵から特定の料理を指定しない考えを示しています。以下は蔵元推奨ではなく、Bacchus Globalが酒の酸、甘み、旨味、余韻から組み立てた参考例です。
- 白身魚の刺身
- 昆布締め
- 帆立
- 鶏の澄まし汁
関連商品
「近い味」「異なる個性」「ブランドの基準点」の三つの役割から選んでいます。
関連ブログ
Bacchus Global内の関連解説記事です。新たな外部情報は引用していません。
