
NOGUCHI NAOHIKO Junmai-Ginjo Non-filter Nama-Genshu Gohyakumangoku 2019
小松市産の有機栽培五百万石を60%まで精米。生酒の瑞々しさと、約3年の氷温熟成による奥行きが共存します。

生酒の鮮度を、三年の時間と重ねる
小松市産の有機栽培五百万石を用い、火入れをしない生酒のまま約3年間、氷温環境で熟成させた2019年ヴィンテージです。青りんごやメロンを思わせる吟醸香を保ちながら、熟成による複雑な旨味と香ばしさを重ねています。
青りんごと白い花。奥にカスタードのような熟成感

冷酒では青りんご、メロン、和柑橘、白い花のような爽やかな香り。凝縮した米の旨味を、溌剌とした酸とビターアーモンドを思わせる穏やかな苦味が引き締めます。温めるとカシューナッツやカスタードのような熟成香がひらきます。
6〜10℃では白ワイングラスで。40℃前後では小ぶりの盃で。
農口尚彦研究所 · 石川県
農口尚彦研究所は、石川県小松市の観音下町で、農口尚彦氏の技術・精神・生き様を次世代へ継承することを理念に酒造りを続けています。伝統的な手法と精密な温度管理を重ね、米や造り、熟成期間の違いを酒質へ映し出しています。
生の若さと、熟成の陰影が同居する
蔵元は、料理との組み合わせを公式には示していません。ここでは、確認できている香りと味の構造から、相性の方向を四つ挙げます。この一本は、火入れをしない生酒のまま氷温で3年熟成させた稀な設計で、青りんごや柑橘を思わせる若々しい吟醸香と、カシューナッツやカスタードのような熟成の香ばしさが、ひとつのボトルの中に同居しています。
参考資料『フードペアリングの科学』では、生酒特有のフレッシュな香りと長期熟成由来の複雑な香りが共存する酒は、冷たい前菜からコクのある料理まで、幅広い方向に橋を架けられると整理されています。この一本の「生」と「熟成」の二面性は、その典型的なあらわれです。
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