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Shochu · Miyazaki · Kawagoe Shuzo
川越 ボトルイラスト

Original bottle illustration — Bacchus Global
川越 · 川越酒造場 · 宮崎県

川越

KAWAGOE

タイ米が、宮崎の焼酎として里帰りする。19代続く家族蔵で、朝掘り当日の黄金千貫とタイ米麹、大正期からの備前焼甕が出会う、国富とタイを静かにつなぐ本格芋焼酎です。

本格芋焼酎
酒質本格芋焼酎
宮崎県産黄金千貫
麹米タイ米
仕込み大正期の備前焼甕
アルコール分25%
タイとの接点

麹米に選んだ、タイ米

川越酒造場は麹米にタイ米を用います。19代目・川越雅博氏は「焼酎のルーツはタイ。だからタイ米は焼酎に合った米」と語ります。バンコクでこの酒を味わうとき、身近な米が宮崎の蒸留酒として戻ってくる。このつながりは意匠ではなく、造りの中にあります。

鮮度と器

朝掘りの芋を、その日のうちに仕込む

宮崎県産黄金千貫は朝に掘り出され、その日のうちに仕込みへ進みます。一次仕込みに使うのは、大正時代に据えられた備前焼の甕。その後は常圧蒸留へ。瞬間的な鮮度と、百年を超えて蔵に残る器が、一つの酒造りの中で交差します。

手仕事の輪郭

量ではなく、酒の質を見つめる

空調のない蔵で、外気の変化を五感で受け止めながら発酵を管理します。瓶詰め、検品、ラベル貼り、和紙ラベルの裁断までが手作業です。銘柄数を絞り、量を追うのではなく、酒の質を高めることを軸にする蔵の姿勢が、川越の輪郭をつくっています。

料理との相性

タイと宮崎をつなぐ、四つの方向

川越の商品ページに記録されているのは、香りや味わいの言葉ではなく、造りの記録です。タイ米麹と朝掘りの黄金千貫、大正期から使う備前焼の甕での一次仕込み、常圧蒸留、そして量より質を追う手仕事—この四つの製法的特徴をもとに、料理との重なりを読み解きます。蔵元が公式に示した組み合わせではなく、記録された特徴からの読み取りです。

朝掘りの鮮度に、鮮度で応える石焼き芋、青マンゴーの辛口サラダ、生牡蠣にミニョネットソース。その日のうちに仕込む鮮度重視の製法が、素材の鮮度をそのまま活かす料理と方向を揃えます。
タイ米麹が結ぶ、香草の橋柚子や実山椒を効かせた小鉢、酸味と香草の強いスープ・トムヤムクン、レモンとハーブのグリルドチキン。麹米にタイ米を選んだという製法上のつながりから、レモングラスやコブミカンに通じる香草の強い料理を、意図的に橋渡しとして提案します。
備前焼と常圧蒸留が守る、コクと厚み豚の角煮、タイ風の豚串炭火焼き、ポークベリーの低温ロースト、りんごのコンポート添え。常圧蒸留と備前焼の甕での一次仕込みという伝統的な工程が、コクと脂を持つ料理との相性を示唆します。
量より質を追う手仕事に、丁寧な一皿をだし巻き玉子、香草をたっぷり効かせたひき肉のサラダ、手打ちパスタ、バターとセージのソース。銘柄を絞り、瓶詰めや検品まで手作業で仕上げる姿勢が、丁寧な手仕事を要する料理と重なります。

参考資料『ロジカルペアリング』が示す「フレーバーは同調(似た方向の香り)と組合せ(異なる香りの重なり)で設計する」という考え方と、『すし・和食のペアリング法則』が示す焼酎特有の低い鉄分—料理に寄り添い、生臭みを促進しない性質—を参照しています。タイ米麹の方向は、記録された製法上の事実からの意図的な橋渡しであり、断定的な官能評価ではありません。

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蔵について

宮崎・国富で、19代続く家族蔵

川越酒造場は、江戸時代末期から続く宮崎県国富町の家族蔵です。19代目の川越雅博氏が、小規模で手作業を重ねる酒造りを守っています。2002年には、川越の名がANA国際線ファーストクラスに採用され、蔵の歩みに印象的な一章を刻みました。

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