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「正規代理店」の承認は、毎年見直される—十四代(Juyondai)とタイの公式ディストリビューション

2026年7月1日付で、一枚の証明書が発行された。証明書は、山形県の高木酒造とJapan Craft Sake Company Co., Ltd.の連名で発行されている。Japan Craft Sake Companyは、十四代(Juyondai)のブランドブックにも、高木酒造と並んで名を連ねている会社である。そこには、Bacchus Global(以下BG)が十四代(Juyondai)のタイにおける公式ディストリビューターであり、この地域での輸入・流通・販売を独占的に行うことを承認されている、と記されている。ディストリビューターとは、蔵から酒を受け取り、その国で流通を担う会社のことである。

ただ、この証明書で注目したいのは、中央に大きく書かれた社名ではない。右側に小さく添えられた一文だ。「本証明は、Japan Craft Sake Companyによる年次の見直しを受ける」。

Certificate of Official Distribution for Juyondai in its original proportions, showing the annual-review clause on the right, with the two personal signatures blurred
Certificate of Official Distribution (signatures blurred)

「正規」という言葉が指すもの

正規代理店という言葉は、よく使われる。しかし、何をもって正規とするのかは、ブランドによって大きく違う。十四代(Juyondai)の場合、その中身は蔵の側が具体的に定めている。

高木酒造が海外への出荷を正式に始めたのは2017年である。ブランドブックによれば、公式のディストリビューション・パートナーを通じて届けられる十四代(Juyondai)は、マイナス5℃での品質管理と、サケ・ブロックチェーンと呼ばれる記録と追跡の仕組みのもとで流通する。一本ごとにシリアル番号と個別のQRコードが付けられ、それらを用いて品質の管理と追跡が行われている。海外で用いられるラベルが国内と異なるのも、公式の経路で届いた商品であることを見分けられるようにするためだと、ブランドブックは説明している。

つまり、十四代(Juyondai)にとっての「正規」とは、許可を得ているという一点だけを指す言葉ではない。温度、記録、識別という三つの条件のもとで、酒を届けることを含んでいる。

蔵が条件を定める理由

高木酒造は1615年、山形県村山市で創業した。日本有数の豪雪地帯にあり、やわらかな地下水と、長く寒い冬に支えられて酒を造ってきた。山形県の日本酒は2016年、地理的表示(GI)の指定を受けた。県全体を産地とする指定は、国内で初めてであった。

1994年、十五代目・髙木辰五郎(顕統)が杜氏としてデビューした。当時の主流は、すっきりと軽く、甘さを抑えた「淡麗辛口」と呼ばれる酒であった。髙木辰五郎はそれとは異なる、香り高く、果実を思わせる豊かさをもつ「芳醇旨口」と呼ばれる様式を確立した。

造り手が長い時間をかけて定めた様式は、蔵の中だけで完結しない。酒は温度の変化に敏感であり、造られた状態のまま海外の食卓に届くかどうかは、蔵を出たあとの扱いに左右される。蔵がディストリビューションの条件まで具体的に定めているのは、造りの延長として届け方を捉えているためだと見ることができる。

毎年見直されるということ

冒頭の一文に戻る。証明書は年次の見直しを明記しているが、その具体的な基準までは示していない。一方でブランドブックには、温度の管理、記録、一本ごとの識別という条件が記されている。これらが見直しの項目に当たるかどうかは、証明書からは確認できない。

それでも、この承認が一度きりのものではなく、毎年あらためて見直される形で与えられていることは、証明書の文言から読み取れる。

BGは、この証明書を到達点を飾る額縁としてではなく、これから負う責任を示す書類として受け止めている。証明書の日付は2026年7月1日である。見直しは一度で終わるものではなく、毎年くり返される。


This article is intended solely to explore the brewing philosophy and cultural heritage of Takagi Sake Brewery and the Juyondai brand, and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol. / บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับปรัชญาการผลิตและมรดกทางวัฒนธรรมของ Takagi Sake Brewery และแบรนด์ Juyondai เท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ


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