Blog
王宮の一室で、日本酒が伝えたもの——シリントーン王女殿下への献上

王宮の一室で、日本酒が伝えたもの——シリントーン王女殿下への献上
2026年6月5日、バンコク。黒い装いに紫のバッジを着けた一行が、タイ王室の迎賓室に通された。テーブルの上には、二本の日本酒が静かに置かれていた。それは、十四代 Gold LabelとSAKE HUNDRED 百光(BYAKKO)だった。そして部屋の奥には、タイ国民が深く敬愛するシリントーン王女殿下(สมเด็จพระกนิษฐาธิราชเจ้า กรมสมเด็จพระเทพรัตนราชสุดาฯ สยามบรมราชกุมารี)がおられた。
Bacchus Global(以下、BG)にとって、タイ王室に初めて日本酒を献上した日だ。
選ばれた二本の意味
十四代を醸す高木酒造(山形県)は、江戸時代から続く老舗蔵だ。国内の専門店でも手に入れることが難しい銘柄として知られ、日本酒好きの間で長く語り継がれてきた。Gold Label は、その中でも特別な位置付けが与えられた銘柄だ。
SAKE HUNDRED 百光(BYAKKO)は、株式会社Clearが展開するラグジュアリー日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」の旗艦商品で、楯の川酒造(山形県)と共同開発された。「100年先まで輝く日本酒を」というビジョンのもと2018年に誕生し、日本におけるラグジュアリー日本酒の先駆けとして知られる。IWC 2026では山形・純米大吟醸酒トロフィーを受賞し(2023年に続く2度目)、Kura Masterでも複数のプラチナ賞を受賞している。
この二本の選択に、BGの哲学が映っている。十四代が体現する伝統の深さと厚み、百光が示す現代の設計美と国際的な評価。日本酒の過去と未来という両軸を、一度の献上の場で伝えようとした試みだった。
王女殿下と日本との縁
シリントーン王女殿下は、日本との縁が深いことで広く知られている。東洋言語・文化を研究し、日本語も学ばれている。農業・農村開発への深い関心もお持ちである。
米と麹と水が織りなす日本酒は、農と発酵の哲学を体現する文化でもある。日本文化への深い造詣をお持ちの王女殿下の御前に、その酒が届いたことは、単なる贈り物を超えた意味を持つ。
タイ国営放送が伝えた場面
献上の模様は、タイ国営放送MCOTの「ข่าวในพระราชสำนัก(王室ニュース)」で、2026年6月5日に放送された。純白の箱に収まった百光と、十四代が台の上に並ぶ場面、BGのスタッフが王女殿下の御前で恭しく頭を下げる場面が、タイ全土に届いた。
Bacchus Globalがバンコクで日本酒・焼酎の輸入・流通を始めてから14年が経つ。この日、Bacchus Globalにとって初めて、タイ王室に日本酒が届けられた。言葉より先に、酒が伝えることがある。この献上は、そのことを示すひとつの場面だった。
This article is intended solely to explore the cultural exchange between Japanese sake traditions and the Thai Royal Palace, and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol. / บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับการแลกเปลี่ยนวัฒนธรรมระหว่างสาเกญี่ปุ่นกับราชสำนักไทยเท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ
Discover the culture behind every bottle
We share brewery stories, tasting notes and the craft of koji & fermentation — for educational and cultural purposes only.
เราถ่ายทอดเรื่องราวจากผู้ผลิต บันทึกรสชาติ และศาสตร์แห่งโคจิและการหมัก — เพื่อการศึกษาและวัฒนธรรมเท่านั้น
Follow on Instagram FacebookRelated Articles
“Why Juyondai Quietly Remains at the Top” / “Why does Japanese sake need an art bottle? Romero Britto brings color to SAKE HUNDRED “Byakko,” the brand’s first sake aged for five years.” / “The Day Sake Reached Bangkok’s Table”
