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アガベ蒸留酒、アジアのバーで変わる位置づけ|バンコクの棚で確かめたいこと

大きなアガベの葉が赤・藍・ミント・ピンク・金の区画に分かれて広がり、背景にオレンジの太陽と波が描かれたポップ浮世絵風のイラスト

テキーラやメスカルなどのアガベ蒸留酒は、長く「ショットの酒」と見られてきた。その見方が変わりつつあることを示す事例が、香港とシンガポールにある。両都市の専門バーは200本を超えるボトルをそろえ、原料や産地の違いを知る入口になっている。一方、2024年の記事では、バンコクのホテルバーの責任者がテキーラとメスカルを「新しい流行」として紹介していた。確かめられた数字と事例から、評価の軸がどこへ移りつつあるかを整理し、バンコクの飲食店・小売店が自分の棚で確かめられることを考える。

アガベ蒸留酒の世界市場は2024年に数量ベースで1%増|縮む酒類市場の中で

英国の蒸留酒業界誌が2025年12月に出した年次報告は、国際的な酒類調査会社IWSRのデータをもとに、アガベ蒸留酒の数量が2024年に1%増えたと伝えている。同じ報告によれば、酒類市場全体は縮小しており、テキーラとメスカルの市場は、その酒類市場全体を上回る伸びを示した。

1%は小さい。ただ、ここで注目したいのは、数量だけでなく、アガベの種類や表現の幅への関心である。同じ報告で、メキシコのある蒸留酒会社の経営者は、欧州とアジアで、より幅広いアガベの種類や表現を知ろうとする動きが強まっていると述べている。発言が直接述べているのはそこまでだ。数量の伸びが1%にとどまるなかで、何から・どこで造られたかへの関心が高まっている、というのは本稿の読み取りである。

アジアのアガベ専門バー|香港とシンガポールの棚が示すもの

世界のバーランキングを選ぶ団体は、2026年5月の記事で、この5年でアガベを軸にしたバーが急増し、メスカルとテキーラを「ショットの酒」から敬意を払われる蒸留酒へ押し上げたと評した。

同じ記事に、アジアの二店が出てくる。香港の店は200本を超えるボトルをそろえ、バカノラやライシージャ、アガベとは別のダシリリオン属の植物を原料とするソトルなど、メキシコ各地の蒸留酒までたどれる。シンガポールの店は、さまざまな品種のアガベを原料とする蒸留酒と、米の蒸留酒を合わせて200本を超える一覧を持つ。後者では、アガベと米の蒸留酒が同じ一覧に並んでいる。どちらの店も、本数の多さに加えて、原料や産地の違いを知る入口になっている。

アジア太平洋地域にも動きはある。2026年4月と5月には、メキシコ南部オアハカ州のメスカル銘柄が、同地域の都市であるクアラルンプールとオークランドのバーで一夜限りの企画を開いた。常設の出店ではない。ただ、こうした企画が同地域の都市で開かれていることは、関心の広がりを測る一つの手がかりになる。

バンコクのアガベ事情|2024年の時点では「新しい流行」

バンコクについては、英国の酒類業界誌が2024年3月、市内のホテルバーの責任者の話として、テキーラとメスカルを、1990年代に始まったジンの流行に続く新しい流れと紹介した。同じ責任者は、アガベ蒸留酒を「強すぎる」と思っている客がまだいるため、段階を踏んで紹介していると話している。

これは約2年半前の、一人の観察である。2026年の今、バンコクに香港やシンガポールのような品ぞろえの棚がどれほどあるかを示す資料は、今回の調査では見つからなかった。現在のバンコクが他都市と比べてどの段階にあるかは、この資料からは決められない。

バンコクの飲食店・小売店が自分の棚で確かめられること

香港とシンガポールの事例から見えるのは、アガベの棚が「強い酒」としてだけでなく、原料や産地の違いを知る入口として紹介されていることだ。この見せ方は、日本酒や焼酎を米・水・麹・造り手で説明してきたやり方に近い。

自店の棚にアガベ蒸留酒が一本でもあれば、その一本について、原料の品種、産地、製法を三行で書けるかを確かめる方法がある。書けない行があれば、それが今の店の知識の空白になる。同じ三行を日本酒や焼酎の一本でも書いて並べると、カテゴリーをまたいで説明の型がそろっているかが見えてくる。2024年のバンコクでは「強すぎる」と受け止める客がいた酒が、2026年の香港やシンガポールでは200本を超える品ぞろえで紹介されている。自店の一本をどこまで説明できるかが、確かめる出発点になる。


This article is intended solely to explore the distillation techniques and cultural heritage of agave spirits and how they are presented in Asian bar culture, and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol.

บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับเทคนิคการกลั่นและมรดกทางวัฒนธรรมของสุรากลั่นจากอากาเว่ และวิธีการนำเสนอในวัฒนธรรมบาร์ของเอเชียเท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ

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