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SHOCHU REPUBLICの4本は何が違うのか|素材名と造り手から読み分ける

SHOCHU REPUBLICの4本は、並べると一つのシリーズとしてまとまって見える。ラベルの意匠はそろい、商品名はどれも「素材名+動物名」の形をとる。けれども品目表示まで読むと、印象は変わる。4本のうち本格焼酎は2本で、残る2本はリキュールだ。アルコール度数は3本が25%、1本が8%。製造に関わる蔵も、4本それぞれで異なる。シリーズ名でひとまとめに説明すると、この違いが見えなくなる。
一つのブランドに、四つの蔵
SHOCHU REPUBLICは、焼酎専門メディアのSHOCHU NEXTが2024年7月1日に始動した輸出専用のブランドである。九州の四つの蔵がそれぞれ1商品ずつ製造し、その4本が共通のコンセプトと意匠のもとに並ぶ。焼酎になじみのない海外の人に、焼酎を知る入口を用意することがねらいとされている。
商品名の前半には、それぞれの酒を特徴づける素材名が置かれている。Sweet Potato(さつまいも)、Barley(大麦)、Long Pepper(ヒハツ)、Matcha(抹茶)。後半の動物名とラベルの絵柄には、素材や各蔵の土地にちなんだ意匠が描かれている。しかし、名前と意匠だけでは品目まではわからない。そこで、まず本格焼酎とリキュールに分けて見ていく。
本格焼酎の2本は、原料と麹の組み合わせが違う
Sweet Potato Robbinは、鹿児島県南さつま市の宇都酒造が造る芋焼酎である。シリーズの資料では、同蔵の創業は1903年とされている。原料はさつまいもの紅はるかと米麹。ラベルには、玉手箱に乗ったアカヒゲという鳥が描かれている。薩摩半島に浦島太郎伝説が伝わることにちなんだ意匠だ。
Barley Bunnyは、福岡県久留米市の紅乙女酒造が造る麦焼酎である。紅乙女酒造は1978年創業で、ごま焼酎の造り手として知られる。しかしBarley Bunnyには、ごまも米麹も使われていない。原料は大麦と麦麹で、主原料にも麹の原料にも大麦を用いている。ラベルのニホンノウサギは原料にも使われている二条大麦を抱え、久留米菱模様の着物をまとっている。蔵の看板商品の印象を、この1本にそのまま重ねないことが、正確に説明するための前提になる。
同じ本格焼酎でも、Robbinは芋と米麹、Bunnyは麦と麦麹という組み合わせだ。東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026の焼酎・泡盛部門では、Robbinが最高金賞、Bunnyが銀賞を受賞した。受賞は各銘柄に対するもので、シリーズ全体への評価ではない。
リキュールの2本は、焼酎を土台に素材を重ねる
Long Pepper Craneは、熊本県球磨郡湯前町で1894年に創業した豊永酒造が造る米焼酎を土台にしている。米焼酎にヒハツ(ロングペッパー)と食物繊維を加えた商品で、品目は本格焼酎ではなくリキュールと表示されている。バンコクで日本の酒類を輸入するBacchus Global(BG)は商品ページで、ヒハツによって、シナモンを思わせる温かみと、柑橘を思わせる軽やかさが香りに加わると説明している。ラベルには、ロングペッパーの櫂で月の小舟を漕ぐタンチョウが描かれている。
MATCHA CATの製造を担うのは、鹿児島県いちき串木野市で1868年に創業した濵田酒造である。土台は本格麦焼酎で、そこに抹茶が重なる。アルコール度数は8%で、4本の中でこの1本だけが25%ではない。ラベルの三毛猫がかぶる傘は、鹿児島の伝統的な祭り「さのさ祭り」で見られる「傘かむり」に由来する。
2本とも、土台には焼酎がある。違うのは、そこに何を加えたかだ。ヒハツを加えたCraneと、抹茶を加えたMATCHA CATでは、同じリキュールでも使用する副材料の性格が異なる。本格焼酎とリキュールの品目区分については、MATCHA CATを例にした別記事「土台は焼酎、品目はリキュール|MATCHA CATが示す『配合』の自由」で詳しく解説している。
説明は「どの蔵の、どの素材か」から始める
SHOCHU REPUBLICというシリーズ名は、4本をまとめて知るための入口になる。けれども1本ずつを説明するときは、シリーズ名からではなく、素材名と造り手から始めるほうが正確だ。BGも商品ページで、4本を共通の仕様として扱わず、それぞれの原材料と品目を個別に確認するよう注記している。
Sweet Potato Robbinは芋と米麹の本格焼酎、Barley Bunnyは麦と麦麹の本格焼酎。Long Pepper Craneは米焼酎にヒハツを加えたリキュール、MATCHA CATは麦焼酎に抹茶を重ねたリキュールである。4本の違いは、商品名に示された素材に加え、品目表示や原材料表示、アルコール度数を確認することで、より明確になる。共通のラベルデザインのもと、鹿児島の2蔵と福岡・熊本の各1蔵が、それぞれ異なる酒を造っている。
This article explores the ingredients, categories and producers of the four SHOCHU REPUBLIC products: Sweet Potato Robbin, Barley Bunny, Long Pepper Crane and MATCHA CAT. MATCHA CAT is a product of SHOCHU NEXT; Hamada Shuzo serves solely as its manufacturer. It is intended for educational and cultural information and does not promote the purchase or consumption of alcohol. Intended for readers aged 20 and over.
บทความนี้นำเสนอข้อมูลเชิงความรู้และวัฒนธรรมเกี่ยวกับวัตถุดิบ ประเภท และผู้ผลิตของผลิตภัณฑ์ SHOCHU REPUBLIC ทั้งสี่รายการ ได้แก่ Sweet Potato Robbin, Barley Bunny, Long Pepper Crane และ MATCHA CAT โดย MATCHA CAT เป็นผลิตภัณฑ์ของ SHOCHU NEXT และ Hamada Shuzo รับผิดชอบเฉพาะการผลิตเท่านั้น มิได้มีเจตนาส่งเสริมการซื้อหรือการบริโภคเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้อ่านอายุ 20 ปีขึ้นไป
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