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英国のカクテルトレンド報告に、ゆず・味噌・麹が並んだ|その由来は、どこまで一緒に届くのか

今年の春、このブログでは、米国の業界誌がまとめたバーテンダーへの調査で、カクテルの素材として麹の名前が挙がったことを書いた。今度は英国からも、麹を取り上げた報告が届いた。
2026年10月、英国の酒類業界誌が、飲食店のドリンク開発とスタッフ研修を手がける会社のトレンド報告を紹介した。2027年の春夏に向けて、同社が初めてまとめた報告書である。
英国の飲食店におけるカクテルの売上額は、2026年3月までの1年間で7億3,300万ポンドに達し、前年より3%増えた。一方、同じ報告書が引く別の調査では、英国の消費者の44%が「1年前より飲む量が減った」と答えている。同社の責任者は、人は外へ出かけることをやめたのではなく、何を頼むかを前よりも考えるようになった、と二つの数字を結びつける。
その報告書が並べた味の一覧に、ゆず、味噌、麹、しそ、抹茶、炒った米、桜の名前がある。ただし紹介記事では、これらを日本の食文化と結びついた素材としてまとめてはいない。名前だけが先に広がるとき、産地や造り手のことは、どこまで一緒に届くのだろうか。
英国のトレンド報告で、ゆず・味噌・麹はどこに分類されたか
報告書は、これからのメニューを四つの方向で整理している。なじみのある味に一つだけひねりを加えること、アルコール度数の低い選択肢や甘さを抑えた設計、見せ場を絞った体験、そして品質である。
日本の食文化と結びつきの深い素材は、このうち味の流行を挙げた部分に、ばらばらの棚で現れる。
ゆずは「レモンとライム以外の柑橘」として、グレープフルーツ、ベルガモット、ザボン、カラマンシーと同じ列にある。しそ、抹茶、炒った米は、パンダン、タマリンド、デーツと並んで「世界の味」に入る。味噌は、塩やごま、トマトの水と同じ「甘じょっぱい」の列にもあり、麹とともに、トマトやとうもろこし、お酢と並ぶ「発酵・料理の素材」にも数えられている。苦みとボタニカルの列には、イタリアのアマーロやアペリティーボが、お茶やハーブと並ぶ。
少なくとも紹介記事では、これらの素材は国別にまとめられず、味の特徴や製法などに応じた複数の分類に分かれて登場する。ゆずは柑橘の一つ、麹は発酵の素材の一つとして扱われ、日本との結びつきは、分類の軸としては示されていない。
名前の先にある由来|報告書が品質の手がかりに挙げたもの
しかし、同じ報告書は、品質を見分ける手がかりとして、雑味のない味、目的のある飾り、そして由来、つまり産地や造り手を挙げている。
紹介記事では、味の一覧に産地や造り手の説明はなく、品質の説明には由来が挙げられている。紹介記事から読める範囲では、この二つは結びつけて語られていない。そのあいだを埋めるのは、素材を扱う側の説明だろう。
たとえば、これまでの記事で取り上げた三つの日本の飲み物が、それぞれの棚の例になる。柑橘の棚には、滋賀の北島酒造が純米酒と伊豆大島の海塩を合わせた塩ゆず。苦みとボタニカルの棚には、岩手の金ケ崎薬草酒造が、米由来の酒にニガヨモギなどのハーブを合わせて組み立てたAO-ONI DRY。発酵の棚には、秋田で米糀・米・水だけから造る、アルコールを含まないKOJI CLEAR。それぞれの造りは、これまでの記事で詳しく書いてきた。
これらの例は、ゆず、ニガヨモギ、麹という言葉を、飲み物が造られる場所と、造り手の選択に結びつける。紹介記事に載った一覧からは、そのどれも見えない。
英国の数字をタイで読むときに
もちろん、これは英国の数字である。タイの飲食店に同じ流れがそのまま来るとは限らない。
それでも、素材の名前が先に知られ、由来の説明があとから求められるという流れは、バンコクでも起こるかもしれない。春に書いた麹とカクテルの記事では、麹がもたらすうま味という「味の働き」を見た。今回の英国の報告書からは、もう一つの論点が見えてくる。ゆずや麹という言葉を知る人が増えれば、「どこの、誰の」という問いも生まれるかもしれない。
英国の報告書は、ゆずを柑橘の一つとして並べた。そのゆずを使った飲み物には、もっと具体的な背景がある。造られた場所と、造り手の選択である。それを説明できたとき、素材の名前は、飲み物の後ろにある土地と人の手がかりを伴って届く。
This article is intended solely to explore the blending craftsmanship and cultural heritage of Kitajima Sake Brewery, Kanegasaki Herbal Distillery and Es Inc., and the Shio Yuzu, AO-ONI DRY and KOJI CLEAR brands, and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol.
บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับศิลปะการผสมผสานและมรดกทางวัฒนธรรมของ Kitajima Sake Brewery, Kanegasaki Herbal Distillery และ Es Inc. และแบรนด์ Shio Yuzu, AO-ONI DRY และ KOJI CLEAR เท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ
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