Bacchus
LINE

Blog

ソジュは焼酎なのか|一字違いの二つの酒を、造り方で見分ける

韓国のソジュ(소주)を漢字で書くと「燒酒」になる。「燒」を日本の新字体に直せば「焼酒」となり、日本の「焼酎」とは一字違いだ。どちらも蒸留酒を指す。そのため、ソジュを韓国版の焼酎だと考える人は多い。半分は正しい。ただ、韓国にも日本にも、造り方の違う二つのタイプがある。国名だけでは違いが見えにくいが、蒸留の仕方に目を向けると、両者の共通点と違いが見えてくる。

日本の焼酎は、蒸留方式によって二つに分かれる

蒸留とは、発酵させた液を加熱し、気化したアルコールや香りの成分を冷やして、再び液体として集める工程だ。日本の酒税法では、焼酎を蒸留方式などの違いによって二つに分けている。

一つは連続式蒸留焼酎。複数の段階で連続的に蒸留する装置を使い、純度の高いアルコールを取り出す。「焼酎甲類」とも表示される区分で、アルコール度数は36度未満と決められている。原料の香りはほとんど残らず、無色透明でくせの少ない焼酎になる。

もう一つは単式蒸留焼酎。もろみなどを蒸留機に仕込み、一回ずつ区切って蒸留する方式で、アルコール度数の上限は45度。「焼酎乙類」とも表示される。芋・麦・米などの原料や麹に由来する香りが、蒸留後も残るのが特徴で、このうち原料などの条件を満たしたものが「本格焼酎」と表示される。

たとえるなら、連続式は原料の香味をいったん白紙に近づける蒸留、単式は原料の個性を残す蒸留である。

韓国のソジュにも、同じ二つの考え方がある

韓国の法令も、ソジュを二つに分けている。

いま広く流通している、緑色の瓶に入ったソジュの多くは「希釈式ソジュ」だ。アルコール度数の高い「酒精(チュジョン)」を水で薄め、必要に応じて、使用が認められた甘味料などを加えて味を調える。原料由来の香味を抑えた高純度のアルコールを土台にする点は、日本の連続式蒸留焼酎と発想が近い。

もう一つが「蒸留式ソジュ」である。穀物などを発酵させたもろみを蒸留して造るもので、日本の単式蒸留焼酎と共通する部分が多い。

両国の法令の区分は同じではない。それでも、希釈式ソジュと本格焼酎を比べれば製法の違いが際立ち、蒸留式ソジュと本格焼酎を並べれば、造り方の共通点が見えてくる。「ソジュと焼酎の違い」を知るには、国名より先に、どちらのタイプかを見るほうが早い。

しかし韓国では、蒸留式が大きく衰退した

では、なぜ韓国では希釈式が主流になったのか。理由は酒造りの外側、食糧政策にある。

1965年、韓国では食糧不足を背景にした穀物政策により、米などの穀物を酒造りに使うことが厳しく制限され、蒸留式ソジュの製造が難しくなった。その空白を埋めたのが、穀物以外の原料も使える希釈式ソジュである。米を原料とする蒸留式ソジュの製造に対する規制が緩和されたのは、1990年代に入ってからで、蒸留式ソジュはそこから少しずつ姿を取り戻してきた。

一方、日本では九州を中心に、単式蒸留による本格焼酎の製造が続けられてきた。両国で主流となる酒の造り方が異なっていった背景には、味の好みだけでなく、こうした歴史の違いもある。

度数と表示も、違いを見分ける手がかりになる

アルコール度数にも差がある。日本の焼酎は20〜25度の商品が中心だが、韓国の主要な希釈式ソジュは16度前後のものが目立ち、2026年にはアルコール度数が15度台の商品も登場している。

表示にも注意が要る。甘味料や果実のフレーバーを加えたソジュの中には、日本の酒税法では焼酎ではなく「リキュール」に分類されるものがある。「ソジュ」と呼ばれていても、日本の制度上は焼酎に当たらない場合があるということだ。

違いを確かめたいときは、ラベルや商品情報で三つの点を確認するとよい。連続式・単式、あるいは希釈式・蒸留式という製法の区分、使われている原料、そして添加されている材料だ。

「燒酒」と「焼酎」。そのよく似た名前を持つ二つの酒には、原料の香りを抑えて仕上げる造り方と、原料の個性を生かす造り方が、それぞれ存在している。


This article is intended solely to explore the distillation techniques and cultural heritage of Korean soju and Japanese shochu, and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol. / บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับเทคนิคการกลั่นและมรดกทางวัฒนธรรมของโซจูเกาหลีและโชจูญี่ปุ่นเท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ

Discover the culture behind every bottle

We share brewery stories, tasting notes and the craft of koji & fermentation — for educational and cultural purposes only.

เราถ่ายทอดเรื่องราวจากผู้ผลิต บันทึกรสชาติ และศาสตร์แห่งโคจิและการหมัก — เพื่อการศึกษาและวัฒนธรรมเท่านั้น

Follow on Instagram
Facebook

Age Verification

This website contains information about alcoholic beverages and is intended for audiences aged 20 and above. Please confirm your age to continue.