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和酒は、日本文化への扉のひとつ——Bangkok Nippon HakuのなかでKANPAI THAILANDが果たす役割

和酒は、日本文化への扉のひとつ——Bangkok Nippon HakuのなかでKANPAI THAILANDが果たす役割

和酒は、日本文化への扉のひとつ——Bangkok Nippon HakuのなかでKANPAI THAILANDが果たす役割

バンコクで、日本のアニメやマンガに親しむ人が、ある会場に足を運ぶ。お目当ては物販やステージかもしれないし、日本の食かもしれない。ところがその一角に、日本各地の蔵元が並ぶ空間がある。日本酒や焼酎、梅酒が、文化の祭典のなかに、ごく自然に置かれている。

これが、2026年8月28日から30日まで開かれる「KANPAI THAILAND 2026」の、見落とされがちな特徴だ。この催しは、単独の試飲会ではない。日本文化の祭典「Bangkok Nippon Haku 2026」の内側で、その一部として開かれる。

酒だけの場ではない、ということ

Bangkok Nippon Hakuは、アニメやポップカルチャー、日本の食、伝統工芸、ステージ企画などを一堂に集める、タイでも有数の日本文化イベントだ。和酒は、その大きな文化の地図のなかの一角として置かれる。

この置かれ方には、意味がある。酒を酒として単体で差し出すと、人はつい身構えてしまう。だが、マンガ、工芸、食と地続きの場所に並んでいれば、人は和酒に構えすぎることなく、それを日本文化への扉のひとつとして受け取れる。会場を歩く人にとって、目の前の一本は「買うべき商品」ではなく、まず「日本という文化を形づくる要素のひとつ」として目に入るのだ。「何から知ればよいか分からない」という最初のためらいが、文化への好奇心に置き換わる。それこそが、文化の祭典という器が和酒にもたらすものだ。

文化として扱われる、ということ

この催しが文化の祭典の一部として開かれることは、その骨格にも表れている。出展する蔵元はおよそ40、そろう銘柄は約160種類。日本酒だけでなく、焼酎、梅酒、リキュールまで、日本各地の土地柄と造り手の個性が一堂に並ぶ。ひとつの「和酒」という言葉のなかに、これほど多様な表情があるのだということが、その広がりから見えてくる。

主催には、普段は市場で競合する複数の輸入・卸企業が名を連ね、後援として、在タイ日本国大使館と日本貿易振興機構(JETRO)が予定されている。商いの場であると同時に、文化交流の場として位置づけられているということだ。

扉は、両側から開く

文化の祭典のなかに和酒があることの面白さは、人の流れが双方向になる点にある。アニメや食を目当てに来た人が、ふと蔵元のブースの前で足を止める。逆に、和酒に関心があって訪れた人が、その足で日本の工芸展示やステージ企画へと歩いていく。ひとつの入り口が、別の入り口へとつながっていく。

そもそも日本において、酒は祭りやハレの日と分かちがたく結びついてきた。神事の場に供えられ、人が集う節目をともにしてきた長い歴史がある。だとすれば、和酒が文化の祭典のただなかに置かれること自体が、その本来の姿に近いのかもしれない。

バンコクという、文化が交わる街で

さまざまな文化が日常的に行き交うバンコクは、こうした「地続きの出会い」が生まれやすい街だ。2025年に開かれた和酒の催しには、3日間でおよそ1,335名が足を運んだ。その来場者のなかには、酒の専門家だけでなく、日本文化のどこかに惹かれて訪れた人もいたと考えられる。

和酒を、棚に並んだ商品としてではなく、日本文化という大きな物語の一章として知る。Bangkok Nippon HakuのなかにKANPAI THAILANDが置かれていることで、そのような知り方が、静かに促されていく。その先に何を見つけるかは、人それぞれでよい。大切なのは、入り口がいくつも並んでいることだ。8月の3日間、バンコクの真ん中で、日本文化へと続く扉が、いくつも開かれることになる。


This article is intended solely to explore the cultural significance of the Japanese sake event “KANPAI THAILAND 2026” within the broader Japanese culture festival “Bangkok Nippon Haku 2026,” and does not aim to promote or encourage the consumption of alcohol. The event details and participating brands are subject to change. / บทความนี้จัดทำขึ้นเพื่อนำเสนอข้อมูลเกี่ยวกับความสำคัญทางวัฒนธรรมของงาน “KANPAI THAILAND 2026” ภายในเทศกาลวัฒนธรรมญี่ปุ่น “Bangkok Nippon Haku 2026” เท่านั้น มิได้มีเจตนาเพื่อส่งเสริมหรือโฆษณาเครื่องดื่มแอลกอฮอล์ รายละเอียดงานและรายชื่อแบรนด์ที่เข้าร่วมอาจมีการเปลี่ยนแปลง สำหรับผู้มีอายุ 20 ปีขึ้นไป โปรดดื่มอย่างรับผิดชอบ

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